どうしても伝えたいこと。 ☆ウジ
こんにちは、ウジモトです。
今回は先週土曜に感じたことで、どうしても伝えたいことを綴っていきます。
以下は痛みに苦しむあなたに送る内容です。
治療が慰安目的の方には到底理解できない内容なので今すぐページを消してください。
では、、
9月に某大学教授さんから「動的平衡」という本を薦められて非常に興味深く読みました。
筆者は福岡伸一という生物学者で、生物と無生物の境を考察したり、「生物とはなにか?」という問いに向き合い、想像や空想だけの話ではなくサイエンスに落とし込んで説明できるよう努力されている方です。
すると某大学教授さんから、この筆者がNHKにテレビ出演していた時のダビング動画もお借りすることができました。
いろいろ端折ることになりますが、
このテレビの中で非常に印象に残った話があります。
「生物は決して機械のように部品(部分)で分けて考えることはできない」
近年臓器移植や機械ロボットAIの発展によって人をパーツで入れ替えたり、人型ロボットというロボットが人に代わるという発想が定着してきています。
また、この福岡伸一先生は膵臓のある細胞にある特殊な部品に着目し、マウスの細胞からこの特殊な部品を取り出した結果どういう欠落変化が出るかを何年も調べ続けました。この欠落した変化が特殊部品の機能だと分かるからです。
ところがマウスは病気になったり奇形が現れることなく、なんら変化が出ることはなかったのです。
なぜか?
カラダの中のある部品がなくなったとしても違う場所が「時間」と共に補完していきながら全体として機能するのが生物だというのです。
そう、部品や部分ではなく
全体が総体的に機能するのが生物であり人間であるはずなのです。
福岡伸一先生も当時は生物に対する見方が浅かったとご自身で仰られています。
ヒトの体に着目してみると…
例えば鼻の移植をするときに、形に見える鼻だけを移植しても鼻の機能は果たしません。嗅上皮細胞や、脳に嗅覚を伝える嗅細胞が必要です。
皆さん寝違えをしたことはあると思います。寝違えをした時は首の動きはもちろんながら、日常生活全ての動きが遅く、硬くなります。
つまりヒトの体は全体的に機能することではじめて部分が動きます。
例えば腰痛患者さん、腰が痛いからって腰ばっかりマッサージされていませんでしょうか?
肩が痛いからって肩ばっかりマッサージされていませんでしょうか?
9割くらいは痛みが出ている部位に原因はありません。
違う部位に原因はあります。
もっと言えば、慢性化した疼痛の原因は筋肉だけでない可能性もあります。内臓からくる痛みもあります。頭蓋骨がずれて痛みになる可能性もあります。東洋医学であるツボなどによって、遠隔治療が成り立つのもこのためだと考えます。
あなたはどうでしょうか?
腰の痛みで、腰をマッサージしてくれと要求したことはないでしょうか?
これはナンセンスだとご理解いただけますでしょうか。
ヒトは一人一人違う時間軸で細胞レベルの変化をしています。
姿勢、仕事内容、運動レベル、ストレス、地域、過去の怪我や病気、今の怪我や病気、、、これらは人によって異なる要素によって今のあなたがいるわけです。つまりこれらの要因全てがあなたを苦しめている痛みの原因になる可能性があるのです。
これらを聞き出すのは「問診」です。
問診によって人それぞれに異なった見立てや評価がなされて、そこから始めて治療になります。
そこにはあなただけの特別プログラムがあって当然なのです。
まずはあなたが正しい知識を身につけ、あなたが治してくれる専門家をご自身で判断してください。世の中には部分でしか見れない治療家が多すぎます。
正しい治療家に出会ってください。
そしてあなたの痛みが早く治りますように。。。。
最後に
ーーーーーーーー
生命の持つ柔らかさ、可変性、そして全体としてのバランスを保つ機能ーそれを、私は「動的平衡」と呼びたいのである。
福岡伸一
新版「動的平衡」より抜粋
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今回は先週土曜に感じたことで、どうしても伝えたいことを綴っていきます。
以下は痛みに苦しむあなたに送る内容です。
治療が慰安目的の方には到底理解できない内容なので今すぐページを消してください。
では、、
9月に某大学教授さんから「動的平衡」という本を薦められて非常に興味深く読みました。
筆者は福岡伸一という生物学者で、生物と無生物の境を考察したり、「生物とはなにか?」という問いに向き合い、想像や空想だけの話ではなくサイエンスに落とし込んで説明できるよう努力されている方です。
すると某大学教授さんから、この筆者がNHKにテレビ出演していた時のダビング動画もお借りすることができました。
いろいろ端折ることになりますが、
このテレビの中で非常に印象に残った話があります。
「生物は決して機械のように部品(部分)で分けて考えることはできない」
近年臓器移植や機械ロボットAIの発展によって人をパーツで入れ替えたり、人型ロボットというロボットが人に代わるという発想が定着してきています。
また、この福岡伸一先生は膵臓のある細胞にある特殊な部品に着目し、マウスの細胞からこの特殊な部品を取り出した結果どういう欠落変化が出るかを何年も調べ続けました。この欠落した変化が特殊部品の機能だと分かるからです。
ところがマウスは病気になったり奇形が現れることなく、なんら変化が出ることはなかったのです。
なぜか?
カラダの中のある部品がなくなったとしても違う場所が「時間」と共に補完していきながら全体として機能するのが生物だというのです。
そう、部品や部分ではなく
全体が総体的に機能するのが生物であり人間であるはずなのです。
福岡伸一先生も当時は生物に対する見方が浅かったとご自身で仰られています。
ヒトの体に着目してみると…
例えば鼻の移植をするときに、形に見える鼻だけを移植しても鼻の機能は果たしません。嗅上皮細胞や、脳に嗅覚を伝える嗅細胞が必要です。
皆さん寝違えをしたことはあると思います。寝違えをした時は首の動きはもちろんながら、日常生活全ての動きが遅く、硬くなります。
つまりヒトの体は全体的に機能することではじめて部分が動きます。
例えば腰痛患者さん、腰が痛いからって腰ばっかりマッサージされていませんでしょうか?
肩が痛いからって肩ばっかりマッサージされていませんでしょうか?
9割くらいは痛みが出ている部位に原因はありません。
違う部位に原因はあります。
もっと言えば、慢性化した疼痛の原因は筋肉だけでない可能性もあります。内臓からくる痛みもあります。頭蓋骨がずれて痛みになる可能性もあります。東洋医学であるツボなどによって、遠隔治療が成り立つのもこのためだと考えます。
あなたはどうでしょうか?
腰の痛みで、腰をマッサージしてくれと要求したことはないでしょうか?
これはナンセンスだとご理解いただけますでしょうか。
ヒトは一人一人違う時間軸で細胞レベルの変化をしています。
姿勢、仕事内容、運動レベル、ストレス、地域、過去の怪我や病気、今の怪我や病気、、、これらは人によって異なる要素によって今のあなたがいるわけです。つまりこれらの要因全てがあなたを苦しめている痛みの原因になる可能性があるのです。
これらを聞き出すのは「問診」です。
問診によって人それぞれに異なった見立てや評価がなされて、そこから始めて治療になります。
そこにはあなただけの特別プログラムがあって当然なのです。
まずはあなたが正しい知識を身につけ、あなたが治してくれる専門家をご自身で判断してください。世の中には部分でしか見れない治療家が多すぎます。
正しい治療家に出会ってください。
そしてあなたの痛みが早く治りますように。。。。
最後に
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生命の持つ柔らかさ、可変性、そして全体としてのバランスを保つ機能ーそれを、私は「動的平衡」と呼びたいのである。
福岡伸一
新版「動的平衡」より抜粋
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- 2018.10.02 Tuesday
- 21:15
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